先人の足跡。

アンバマイカ 遠山郷オールキャストが集まってた!
熊伏山を貫通する三遠南信道。新しき道によって消えゆく先人の智慧を
ちゃんと、この目で見ておこうって集まっていた。

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伊那谷に文化が運ばれてきた先人の足跡。
明治の宿帳には
徳島の人形づかい がいたり、
御岳の行者がいたり。

人から伝わってきたことが、リアルにここに記されていてワクワクしたよ。
「墨だもんで、ちゃんと残るんだに、他のもんは駄目だに消えちゃうでな」
木沢の松下会長が言う。

和田のたかねさんも「パソコンのデータは、何かあればすぐ消える。
地球の磁気が少しくるえば、終わりだでな。」

「写真もそうだに、デジカメで撮ったやつは、色が変わっちゃうでな。だんだん薄くなっちゃうしなぁ。フィルムなら残るんだに」

便利になって、誰でも、簡単にいろんなこと残せるけれど
簡単な記録は、簡単に消えてしまうこともあるんだね。

江戸時代の釘が一本も使われていない広ーい間取りの建築。
地震にも、災害にも耐え、江戸時代から今に至るまで残されてきた建物。
有限な資源をふんだんに使える現代だけど
この智慧、今、必要とされているんじゃないのかなぁ。

消えていくもの
失われていくもの
それは、時代の自然な流れ。
でも、伝えていかなくっちゃいけないことがあるかもしれないね。