カミニウモレタものがたり~伊那谷舞台ができるまで

 

 

 


はじめに・・・

 

11月11日・12 日#世界平和記念日に向けて
天竜川弁天港 厳島神社でスタートした舞台稽古。

【カミニウモレタものがたり】

昨年、18歳の夏音と24歳の瑞希と、、、親子で号泣した神戸の舞台。
是非、伊那谷でやってもらおう!!と軽々思ってたのだけど

神さまは、どうもただじゃ済ませないようで
今回も、ものすごくサプライズでドラマチックな展開を用意してくれた。

なんと、、

この舞台を作った神戸の清水章代ちゃん(役:佐々木禎子)の相手役
「アンネ・フランク」として瑞希にオファーがきた。

章代ちゃんは劇団ひまわりなどで劇人として関西で活躍後、ソロで活動。
東日本大震災後、東北に数年移住し復興の手伝いや地方の伝統文化などを学んだ後、
神戸にて演劇講師も務めたり、インターネットラジオのパーソナリティなどで、
全国各地飛び回り、昨年、5年ぶりに舞台「カミニウモレタものがたり」を発表した。

それから、私たちが2013年から2016年に製作したダンスミュージカルムービー
『だれもしらないみつばちのものがたり』を関西各地で上映しながら人々を繋げ、
開港150周年神戸まつりではみつばちから始まる生物多様性パレードまでに盛り上げてくれた。



そんなご縁があってのアツいオファーだったけど、
瑞希はしばらく悩み、断った。

ダンサーとして10歳からステージに立ってきて
20歳を過ぎたころから
踊るとは、何か、なぜ踊るのか。
舞台で踊るって、なんなのか。
生きていく上で、それは必要なのか。
ここ数年ずっと、考えてきたように思う。

今回いただいたオファーは、踊るだけでなく「役」がある。

ミツバチになって踊ったこともあったけど
もっと、リアルに誰かを感じて演技する。
それはとても簡単には引き受けられないと思ったようだった。

ところが
夏至の日に劇人・身体表現者の章代ちゃんと、筆アーティストのもたいえみさん、
あるもの活かすアップサイクル作家の荒川みーちゃんと、瑞希、私はピアノで

自分の中にあるエネルギーを好きなように表現し、互いの響きを感じあい共鳴しあう
「自分たちのためのライブ」で素晴らしい時間を過ごし

 

その流れの中で再度のオファーを頂いて、この舞台を受けた。

今度は「アンネ・フランク」ではなく、章代ちゃんが長年やってきた「佐々木禎子ちゃん」の役だった。

瑞希の挑戦に、家族みんなで支えたいという気持ちもあって
頭で考える前に感じよう。ということで、広島へ向かった。


(天竜弁天港 厳島神社から、広島宮島の厳島神社へ。)

今回の舞台がなければ、なかなか行けなかった広島。
なんとなく、直面したくない気持ちがあったのだと思う。


言葉にならない怒りがフツフツとわきあがっていた。
普段はあれこれ想いを語りあう私たち家族も
この日は、とても会話が少なかった。

瑞希の大きな一歩で
一気に近づいた広島。
でも、彼女はそれからずっと、
何か心に溜め込んだような微妙な感じが続いていた。

いよいよ、初リハーサルの数日前となり
改めて、舞台について話すと

彼女の中にあった違和感が爆発した。

「絶対にその人にもなれないし、その人の本当の気持ちになんてなれないのに
台本通りに、そのシーンがきたら、そういう気持ちのふりをするなんて
自分には気持ちが悪くてできない!今更だけど、すごく後悔している。」と

普段静かな瑞希の爆発っぷりには驚いたけど、相当溜め込んでたんだろうな。
そして、ものすごく真っ正面から向き合っていたんだな。と思った。

でも、私も、章代ちゃんも
なったつもりの舞台だとは思ってなかった。

章代ちゃんが幼きころ、広島で過ごした日々に感じてきた禎子ちゃんの存在。
時に悲しみ、怒り、そのままを演劇にぶつけた時もあるという。
きっとその怒りは、私が広島で感じたものと似ているかもしれない。
似ていたとしても、決して同じではないのだけど。

時を経て、五年ぶりに作品を書きながら彼女が感じた禎子ちゃんの魂は
犠牲者の姿ではなく「生きる」力であり、希望や光だったそうだ。

「カミニウモレタものがたり」

決して禎子ちゃんという役を演じるんではなく
「杉浦瑞希」の心で感じたことを、「杉浦瑞希」の身体で思いっきり表現する舞台だということ。

瑞希が心のうちを爆発して出し切った後、
私にも、瑞希にも、その答えにそれぞれがたどり着いていた。

偶然にも、舞台公演日は世界平和記念日 。
平和って何か。
広島でフツフツと湧き上がったあの怒りのままでは、決して始まらないなと思った。
でも、犠牲者を美化するようなことでもないと、章代ちゃんも、瑞希も、私も、わかっている。

家族や親戚のような仲間たちに
少しずつ、この気持ちをシェアしながら一歩ずつ前へ進み
いよいよ、舞台づくりが本格的に動きだした。

11月11日,12日に向かって

多くの皆さんと感じ合いたいと思います。

呼びかけに涙を流して聞いてくれた仲間。
一緒に動き出してくれた仲間。
いつも、いつもありがとう。

そして、またその向こうにいる仲間たちに
届けて行きたいと思います。

 



 

カミニウモレタものがたり・感想&PHOTO

みなさんのおかげで、両日、満席となりました。
お断りしなければならなかった方々、ごめんなさい。

あの時間と空間をご一緒いただいた皆さん
遠くから応援していただいた皆さん
本当にありがとうございました。

スタートから多くの課題を抱え、日ごと、不安も募っていく中
制作環境はいつも以上に慌しく、とても焦ったり、

私たちが観た神戸公演から、どんどん変わっていく作品への向き合い方や解釈に戸惑い
皆さんにどうお届けしたらよいのか、イメージできず、
この難しさは最後まで付きまとい、
それをも含めたライブ公演でした。

「個々」がつながることに対して、まだまだ未熟な私たち。

しかし、その難しさを受け入れ、演じきった役者魂と
踊ることからさらに一歩踏み出し乗り越えた、舞台エネルギーは凄かったと思います。

「自分らしく生きる。」とは、なんなのか。
らしさを活かしあうとは、なんなのか。
終わってからも考えされられる日々です。

立場を越え、世代を越え、国境を越え、
役を割りふるのではなく
個々の「らしさ」と共鳴しあえる世界に。

舞台の上も、現実の世界も同じ。
奪い合わず、これ以上、できるかぎり環境を汚さず、
知らず知らずに苦しめているかもしれないあらゆることから目を背けずに、

私たちの表現は、まだまだ、これからもっと、進化していきます。
そしてまた、いつか、皆さんと集い感じる空間を新たな気持ちでイメージしていきたいと思っています。

沢山の感想をいただきました。
フォトグラファー砂場さんの写真と共にご紹介させていただきます。

本当にありがとうございました。

 

☆想像を超える内容で楽しかったです。主演の方の身体能力にビックリでした。
意表をつかれる演出の中に生かされていることの感謝の気持ちが伝わってきて、大変感動しました。
また、ぜひ上伊那で公演してほしい作品です。
(49歳男性)

☆自分らしく生きる。自分がどうかと考えさせられました。
戦争の悲惨さ、その中で生きる苦しみを感じながら少しの光景に幸せを見出した2人だと思う。
この悲しい出来事を繰り返したくない。日々を大切に生きる。
(36歳男性)

☆とても不思議な世界観でした。
幼いながら沢山の事を抱え、懸命に前向きに生きた強さ、
また、今自分が抱えている悩みが小さく、たいした事ないなぁと思えました。
今日、来て良かったとなぁと思いました。
“自分を生きる” 大切です。
(30歳女性)

 

 

☆題名にひかれ京都からはるばる来ました。
紅葉がきれいでとてもすてきな所です。
日がくれるのと共に舞台がはじまり、とてもすてきでした。
はくりょくがあり、みていて涙が出てきました。
とても考えさせられました。感動しました。(40歳女性)

 

☆私一人で物事を変える事はできないけど、私一人が変わる事ができる。
自分のツレの言葉が思い出される時間でした。(37歳男性)

 

☆自分らしく生きることを強く伝えてくれた作品でした。(37歳男性)

 

☆会った事はないけれど、主人公の2人の心が目の前で踊っているようでした。
とても良い顔をしていました。お疲れ様でした。ありがとう。(29歳女性)

 

 

☆まっすぐな芝居、心、あり様が響いてきました。世界の大きな流れは、戦争の広がりがおそろしい速度で渦巻いていますが、
小さな存在であるひとりひとりの熱い愛の心がある限りあきらめることなく生きてゆこう。(68歳女性)

 

 

☆始まりから最後まで、自分の心の中の旅に出かけたような気分でした。キャスト・スタッフの皆さん最高!大好き!(35歳女性)

☆戦争のいらない世界。みんなが平和に笑い、悲しまない世界にしたい。この舞台を広めてほしいです。美しいすごく素敵な作品でした。ありがとうございました。(40歳女性)

 

☆戦争の切なさを感じることができた。
(14歳男性)

 

 

☆五感で感じるってこういうことなんだと思いました。
悲しくて嬉しくて色々な想いで胸がいっぱいになりました。
ステキな舞台を観にこれて本当に良かったです。
また伊那谷で観れる日を楽しみにしています。ありがとうございました!!
(26歳女性)

 

☆今日感じたこと、これからの私で返していけたらと思います。(31歳女性)

 

 

☆全ての神様に感謝して、自分らしく、今以上に自分の殻を破って生きていきたいと思います。
久しぶりに心が騒ぎ、皆さんから生きていくエネルギーを頂きました。有難うございました。(68歳女性)

 

 

☆新鮮なオドロキです。平和心底守りたい。(67歳男性)

 

☆これから日々を送る中で、今回の場面場面を思い出すかなと思う。勝手に涙が出た。なぜだろう。
生きることの尊さを再確認しました。(32歳女性)

 

 

☆身体一杯表現していて涙が出ました。あなただから出来る平和の種まき、これからも続けて行ってください。
ずっと応援しています。(40代女性)

 

 

☆色々な表現がある舞台だと思いました。中川村、繋がりが、舞台を通じて感じました。盛り沢山!
始めの外での踊り、表情の表現がとても良かったです。舞台演出、美術も良かったです。

 

 

☆演出、演技、踊り、セリフ、楽器、照明 すばらしかったです。ありがとうございました。大変な時間のやりくり、エネルギー、多くの悩みなどあっただろうと思いながら見させて頂きました。最後のダンス、黙祷よかったです。(58歳女性)

 

 

 

☆日本とドイツの戦争を回想するシーンが2重になっている所、そしてセリフが呼応する。
涙、汗、火、風、音楽、振動や光、すべてのものが均等に身体に入ってくるようでした。
希望、夢、悲しみ、苦しさ、愛、とでも同じように受け止めることができなければなと思いました。(38歳男性)

 

 

 

 

 

 

 

場所:サウンドホールの暮れてゆく時間と、モノガタリの進み具合がピッタリ!

脚本:アンネ・フランクと禎子のベクトルが無理なく交差していくので、世界観に引き込まれました。セリフの量ちょうどいい。

演技:セリフの無い部分でも、二人共、丁寧に表現をされていて、説得力があった。(まばたきするのもったいない)
「あなたは、アナタを、自分を生きていますか?」というなげかけと、
自由に飛んでく折鶴みたいに生きたかったであろう二人を想いだすと今でも涙が・・・。

音楽:録音ではあの世界は創りだせないだろうな…。すばらしい。
衣装:糸がこの衣装になれて喜んでいる感じ。衣装も演者と一緒に演技してた。

学校とかで演ってほしいと思う。

 

☆100年先まで、そのもっと先まで思いを届けたいと感じました。世界が平和でありますように!(42歳男性)

 

☆演技、音楽、光、すごく迫力がありました。
平和のためにそれぞれの立場で出来ることを精一杯やっていくことが大切だと感じました。(23歳女性)

 

 

 

 

☆波動が凄かった!素晴らしい芸術作品でした!(41歳男性)

 

☆感謝。過去に起きた悲しいことには目をそむけたくなりますが、向き合うととても苦しい。
アンネとさだこさんも物凄い苦しみと向き合って生きて辛かっただろう。
でも、望んでいる事は同じ。世界平和なんだな。ひとりひとりが穏やかに暮らす世界。(35歳女性)

 

☆ひとりひとりの想いや気持ちが素直に伝わってくる素敵な作品でした。
(50代女性)

☆お話の中から風景が描けました。ありがとう。(37歳女性)

 

☆同じ土地に住む人たちが、平和への強い願いでつながる、いい記念日(記念火)をつくってくれたと思います。

踊りに涙が出ました。ありがとう。(34歳男性)

 

 

☆ずっと幸せでいたいです。(10歳女性)

 

☆車いす連れで来させていただきました。いろいろお手間をおかけしましたが快く受け入れてくださりありがとうございました。
今日からまた、平和への祈りを拡げて生きたいと思いました。改めて、中川あったかいなあと思いました★(39歳女性)

☆輝きを感じた。ネガティブな物のイメージも出来るのだけど。今自分達のおかれている所、見つめ直して。(35歳男性)

 

☆いろいろな角度から考えさせられる演技でした。生きることの大切さを考えさせられました。
お互い平和を大切にし、頑張りましょう!(69歳男性)

☆自由な大地 自由な宇宙 平和な祈り(66歳男性)

 

 

 

☆夕日、風、火、土、木、におい、気温、日のあかるさ。すごく感じた。ありがとう。
今、生きている、この時、この出会いに本当に感謝。
息づかい感情、言葉に涙が出た。
また明日からがんばれるパワーをもらった!(33歳女性)

 

 

☆セリフのひとつひとつ、動きや音のひとつひとつに感じるものがありました。
「自分」を生きているか。みつめながら生きたいと思いました。
劇中も最後のアフリカンも、全力のおどりは自然と涙が出ました。ありがとー!(28歳女性)

 

☆すごく考えさせらたし、感動しました。
いっぱい言葉があるわけじゃないのに、何か伝わってくる気がして感動しました。
自分を生きていきたい!
皆で輪になって最後まで見て感じて体験して、楽しかったです。
とてもすばらしい舞台でした。(29歳女性)

 

☆舞台の雰囲気、音楽、静寂、空気、色とても美しかったです。とても難しい脚本で考える時間が必要でした!笑
言葉が少ない分、自分でかみくだかないといけないけど、それって必要な時間だなぁと・・・。(25歳女性)

 

 

 

☆「あなたはあなたを、自分を生きていますか?」のセリフ、言葉がぐっときました。
セリフがたくさんあるわけでないのに、感情が伝わってきて、すごかったし、感動しました。
ありがとう。すてきな舞台でした。
(18歳女性)

 

☆深く感じることが有り、色々と気付きを有りがとうございました。終りのもり上がりも流石ですね!
今後のご活躍をお祈りいたします。(66歳女性)

 

☆最初は何を伝えているのかがよく分からなくて、動きや表情から読み取ろうとしていました。
アンネフランクや佐々木禎子さんのことはなんとなく知っている程度でしかありませんが、
戦争の影響で自由に、自分らしく生きることができない当時の人々のつらさ、悲しみを感じられた気がしました。
戦争のことを、私はあまり知らないので、学ぶ機会があったら、しっかりと向き合い後世に伝えていけたらと思います。
私も今の世の中を自分らしく生きていこうと思います。(19歳女性)

 

☆いきててよかったと思った。
せんそうは、ぜったいしたくないと思った。(10歳女性)

 

 

 

☆命がここにあること、肉体があること、生きたいと願ってここにいること、生きていることが熱かった。
10歳の娘と観られたことに感動していました。ありがとう。
(40代女性)

 

☆本物の夕暮れと落ち葉、紅葉した木を利用した演出がとてもステキでした。
シンプルだけど、空間1つ1つに心のこもった細やかな演出が良かったです。
言葉は多くなくてシンプルなのに、たくさんの想いが伝わってきました。
都会でこの舞台をするとき、外の桜の木のような自然をいかした演出で感動を伝えてほしいです。きてよかったです!(50代女性)

 

☆とてもよかったです。みんなでがんばっているということがとてもつたわってきました。ありがとう。(14歳男性)

 

☆メッセージが短い中にぎょうしゅくされて、感覚にうったえるかんじが良かったです。こわいかんじとか(42歳男性)

 

 

 

☆今日は阿智村を訪ねる旅の帰りに寄りました。1日が平和のキーワードでまとめられました。
今まであまり接したことのない形の主張に出会えたと思います。(64歳女性)

☆受け取れる分受け取りました。有難うございました。(47歳男性)

 

☆子供たちが演劇に出るようになり、観ることで学べることがあるといいなぁと思って来ました。
うまく言葉にできませんが、来てよかった。素晴らしい舞台をありがとうございました!!(40代女性)

 

☆自分を生きているか?ウーン。どう言えるのかな?
本日、中国の臓器移植の映画を見てきた所で、命について、平和について、まだまだ考えて生きたいと思うところです。
ひとりひとりの小さな幸せを守りたいと思いつつ。(64歳女性)

 

 

 

☆心に響きました。すばらしかったです。来て良かったです!
ありがとうございました。(57歳女性)

☆たくさんのありがとうに!(65歳男性)

 

 

☆時間が経つのがあっという間でした。どんなラストになるのかな?と思ってましたが、それだけ観終わりたくないというこちらの心情の反映なのかもしれません。良いものを生で観る、感じることの大切さ、田舎だから「文化」に触れることがなかなか出来ないことにあきらめもありましたが、こんな機会がもっと増える田舎にしていきたいと思いました。(34歳女性)

☆皆さんの思いを見させていただきました。ありがとうございました。(50歳男性)
☆よく理解できないとこもあったが一生懸命さは分かった。(73歳男性)

☆あっというまの一時間でした。僕ももうちょっとちゃんとしようと思いました。(44歳男性)

☆とても良かったです。ありがとうございました。(58歳女性)

☆ありがとうございました。この言葉しか見つからないよー。これからもありがとう。(40代女性)

 

 

上 photo by eichi sunaba

 

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公演の合間に、神戸メンバーにみずきの畑で古代小麦の種まきをしてもらったり。

伊那谷ツアー、お決まりの日本一の谷へダイブ!も。

ちくちく夜なべも、農作業も、火のある時間も、小さな動物も、みんなで作ったお米も、同志からのお届け野菜も、ビバ!アルモンデ★ありがとう。

はからい。衣装はじまりました。

あるもんで作家 みーちゃんと、時代を生きた布たちと衣装制作はじまっている。

 

なぜか私も、瑞希も、夏音も、お宮詣りと七五三に着た着物が出てきた。42年前のものだ。

みーちゃんのアルモノみっけ力で見事に組み合わさり、3代目は舞台衣装になるのかな?!

そんな感じであれやこれや、
絶対のない「コンセプト」に翻弄されながら、いろんな形が生まれている。

 

カミニウモレタの、「カ」「ミ」だけにも、いろんな意味が込められいて

いろんな意味だから、関わる人それぞれ、見える角度、感じ方が違うので、
みんな悶々としながら、決め付けないそれぞれのイメージを寄せ合っている。
作者の章代ちゃんも、主張をしない。でも、大切にしていることは、何度も確認しあい、心に刻む。

 主導者を立たせず、上から下からじゃなくて真ん中から輪を作っていくような感じ。何色にも変化するし、絶対がない。必要なときに、必要な分、図らないタイミングで出会う存在が活かされあう。マネージャーがカミさまだと、作者章代ちゃんが言ってたけど、そうかもしれないな。

だいたい、いつも、こんな感じのものづくりだ。

結局は、最後、神さまのはからいによる。

もしかしたら、全てそうなのかもしれないな。
イメージしているところから、すでに、はかられてるのかもしれない。

カ(火) ミニ。。。と言えば・・・

まったくもって難関だった火のこと。
今井君が、長野はファイヤーのスペシャリストがたくさんおるじゃん。と。
あっ!!!!!と思い出したのが

瑞希の兄ちゃん的存在。
muku。

瑞希の畑の相談役でもある。

mukuのところに行けば
わたしも、みずきも、なんというか、もう、これについてはもうなんとかなっちゃうんじゃないかという
妙な勝手な安心感。・・・
とにかく、器用なのだ。

実用的でいて、なおかつため息でちゃうほどの美しいアートなものを作り出す。
先日は、竹だけで作ったすんばらしい鶏小屋が
雑誌ドゥーパDIY大賞にてエコロジーアイデア賞を受賞。

誕生日にくれた火吹き竹とトング入も、このとおり。

あぁ。いてくれて良かった。

 

言葉。

【カミニウモレタものがたり】

この言葉を書けるのは、彼女しかいないと思った。

筆アーティスト  もたいえみさん。

書道教室の先生でもある。

教室に展示された生徒さんたちの書は、自信に満ちあふれていて、
すごく気持ちがいい。
いくつもの賞もとってるらしいけど、えみさんの大切にして来たことは
賞をとることじゃなかったという。

深く深く突き詰めて、向き合う時間。
そして、書くことで世に表す。
その言葉の持つエネルギー、言霊。その意味。

言葉は、世を整える。と、最近、教えてくれた。

神代文字を数百書いてたというけれど、こんなに言葉と身体で向き合っている人を、他に知らない。

彼女自身が、宇宙のような人でもあって
壮大な想像力から意識へと降ろし、意識を筆先に持ってくる。
そのエネルギーがすごい。

今回は、目を瞑ったまま、ひとつひとつ降ろしてくれたそうだ。

 

 

 

 

 

空間装飾といえば、やはりこの人。


先日、逢えなかったima-cocoの今井くんが会いに来てくれた。

あまりに広い舞台空間のことを話すと

「めちゃくちゃ面白いじゃん!よし瓦礫ツアーに行くぞ!」と。

アドレナリン出しまくって、もう彼の中にはイメージができてる様子。

瑞希が子供の頃から可愛がってもらった親戚同然の仲間。
その心強さに、涙が出た。

神戸のアーティストたちと伊那谷のアーティストたちの融合。共演。共創。
かなりすごい舞台になりますぞー!!!!

ポスターイメージ_ima-coco

章代ちゃんと伊那谷での初リハーサルの後
衣装が決まり
タクラマカンで舞台イメージも固まってきたのに

最後まで全然浮かばなかったのが、ポスターだった。

広島に行ってから、もっと早くできる予定だったのだけど
瑞希の心の葛藤は、私の葛藤でもあって
イメージが曇っていた。

神戸との距離感も、メールのやり取りももどかしく
不安や焦りも募ってきていたのもあるかもしれない。

章代ちゃんは、今回の舞台づくりのテーマ「時を待つ」ことだと何度も言っていたけど、私はそう言われると余計に焦っていた。^^;苦笑

 

感じることはとりあえず置いといて、順番を変えて
形から作り出すことだってできたかもしれない。

でも、それこそ、台詞と気持ちのふりと同じように、
広島や禎子ちゃんやアンネフランクの情報を元に、それ風にしたり、
前の舞台から引っ張ってなんとなく作ることもできるはずだ。

でも、ふりじゃない。

みんなの中から出て来るものと
私の中から出るものが重なりあって融合される「時」を待つしかなかった。

向かったのは
かれこれ、18年ほどの付き合いになる今井くんの
自然体験ヴィレッジ・民泊 ima-coco。

伊那谷の景色が広がる素晴らしい自然の中に
あちこち愉しめる空間を作り上げてしまうアーティスト。

彼の「今ここにあるもの」を活かす装飾センスも、素晴らしい。
これまで数々の作品やイベント、ステージの装飾を助けてもらって来た。




一年に数回、模様替えが行われていて
行くたびに何かが変わっていることもある。

久しぶりに行ってみると、彼はお出かけ中。
新しく立派なティピが建っていて、また、くつろぎ空間が出来ていた。


今井くんに電話をしてみると、「ぜひティピの中に入ってってよ。」という。

この時点で
章代ちゃんが神戸に戻るタイムリミットが迫ってたけど
三人で入り、ソファーに座ってみた。

それから、数分後。
ここに至るまでの様々なドラマが頭を巡り、ふと、イメージが出てきて口にすると
瑞希も同様のイメージを出してきた。

章代ちゃんも、「いいね。面白い。」という。

そこから、ティピを飛び出して

思いつくままに、作り、撮影した。

なぜか、アンネと章代ちゃんと、禎子ちゃんと瑞希が被った。

もう、どんどんこの身体に吸収しているんだと思う。

イマココにあった空間のおかげで
もうすぐポスターも完成です。

空間装飾_タクラマカン

今回の舞台は、サウンドホール。

初のリハーサルを行ってみると
課題が山積み。
いつもそんなに感じたことなかったのに
舞台にしてみると空間が、あまりに広いことに気づいてしまった。・・・

舞台を決めてから、ここには絶対に相談に行こうと決めていたのが
「タクラマカン」&「ima-coco」。
空間装飾の天才たちだ。

翌日、章代ちゃんと瑞希と三人で早速向かった。

タクラくんは「しあわせな景色を切り取る」額縁屋やさんでもあり、店舗やさまざまな空間のプロデュースもする。
そして眠っていたもの、朽ちたものハイセンスに蘇らせる。

お店に入ると
あれも、これも、ほとんどが舞台のイメージと重なるものばかり。

不安が一気に去った。

タクラくんに内容を話すと
「日本的だよね。与えすぎず、ちゃんと自分で感じてもらうところが。」と言って

賛同してくれた。
めちゃくちゃ、心強い。

 

衣装_アップサイクル作家 gato みーちゃん

夏至の日、突然に始まった「エネルギー解放ライブ」に
誰かのタンスに眠っていた白い布や白い服たちを使って表現したgatoのみーちゃん。



このライブが今回の舞台づくりに大きな流れを作ったのだと思う。
彼女は衣装を担当してくれることになった。

彼女のあるもの活かすセンスは、ものすごい。
もっとすごいのが、それを見つけちゃった時の彼女のテンション。
キラキラキラキラ!!!!光る光る。

みーちゃんとの初打ち合わせの夜。
全然決まらなかった、衣装イメージが固まった。

みんなのイメージが、一つの形になっていく。
そして今回も、脱ファストファッション!

リメイクならぬ、アップサイクルでの舞台。あー。きゅんきゅんする。

神戸にて

11/11.12「カミニウモレタものがたり」@長野.伊那谷にむけて

神戸チームとの共有足並み揃い、いよいよスタート

場所、人が変わることで、いろんな広がりも見えた。
変わることや放れること、が怖くなくなったのも、この作品が感じさせてくれたこと。

これまでがあるから、「今ここ」がある。
「今ここ」があるから、また「先」がつながる。

そんな未知なる世界が楽しみで仕方がない。

第二部スタートを、もう自分の古巣ともいえる「堀江座」で迎えれて良かった◎

 

清水章代

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