大先輩の智慧。伊那谷の文化。
『みんななぁ、人間だっちゅうことを、忘れちゃっとるんな。
スイッチしか押せんら?
スイッチ押せば、コトがすむと思っとるら?
山には、暮らしのエネルギーが全部ある。
新聞紙一枚で家族が一日暮らせるだけあるんな。』
飯田の水を守ったはばさんに、教わったことは数知れず。
今日も、我が家の蛇口から、美味しい水が出てきて思い出す。
森のこと。
水のこと。
エネルギーのこと。
火を焚くこと。
種を蒔くこと。
歩くということ。
みんなでやるということ。
仕組みに、頼るんじゃなくて
みんなでやるということ。
みんなが人間に還える場所。
人間だったんだと、思える場所。
飯田の水を守った場所。
ここに生きるみんなの命の源。
お金がいくらあっても、手に入れられない。
はばさんが、残した遺産は大きい。
年始。カハーッって笑顔を見せてもらった私は、本当に幸せモノだ。
はばさんに与えてもらった時間。
仲間と、あらためてこれからを語り合えた私は、本当に幸せモノだ。
はばさん、いわく
『ぜーんぶ、おっけー!つながった!』
そうだ。今度は、私たちが
繋げてかんきゃなー!!!