遠山郷 木沢にて

いちねんごと、同じ景色と物事に触れて
すべてのものが歳を重ねていることに気づき、
ああ、死に近づいていくんだなというような感覚を味わう。
昨年いた人が居ない。今いる人が居なくなっていく。
当たり前のことの、貴重さを、ずしーん。
いつもの木沢の道を寄り添い歩く二人の後ろ姿に
大きくなったなあと、とても、有り難く思った霜月まつりの夜。
集まれと言わずとも、集ってくる場所。
誰のものでもないんだ。という木沢の会長の言葉が
とても染み入る。
馴染みの神社、みんなで『ありがとう』を祈った八幡さまにて
お祓いをしていただいた今年は今年で、
ものすごく、だからこそ意味があったのだなあと
また教えられました。
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