→っと、待ち構えていたのは、この皆んな。

「はぁ〜い いらっしゃぁーい♡ ♥
ここは、けもの界で大フィーバー中の
レストラン境界線〜♡ ♥」
(場末のスナック風)
いのししマダム率いるキメキメ猿たちに迎えられる
「境界線レストラン」
そして、迷い込んだ子鹿ちゃん。

このマダムたちの迫力も、やっぱりここじゃ伝えきれない。
森と本気で対話し、獣たちの気持ち、現状、それを取り巻く様々なことを超真面目に、超真剣に考え、悩み、考え、話し合い。
森でのひとり朝練、発声練習、ステージの整備。
役を作るんじゃなく、黙々と自分自身と向き合ってきたマダムたち。
そして舞台には駒ヶ根市民劇場のOさんも参加してくれて、稽古にも拍車がかかった。
いや、ほんと、このみんなの意気込み。本当にすごかった。
ここじゃ、伝えきれないのが、ちょっと悔しいくらい。
そして、またこのチーム。
延期日は、子鹿役であり、この舞台の作曲を担当した福澤歩ちゃんがコンクールのため出演ができないという、最後までドラマチックなステージだった。
この「境界線レストラン」
もともと、テーマは決まっていたものの
獣たちと里山の人間との関係性をどう描くか、結構悩んだ。

夜な夜なの出産。
なんども参考資料を読んだりしながら
ふと、生まれてきた詩をツラツラと書き始めたら
福澤歩ちゃんからは、メロディーが生まれた。
この瞬間。配役もイメージができてきていた。・・・・・のだけど、、、
コンクール出場のために、出演できなくなった歩ちゃん。
いや、きっと、何か手立てがあるはずだ
もはや、もしかしたら、コンクールが中止になるかもしれない?!なんて、思ってしまったり。
なんだか、やっつけな感じの方法しか見つからなかった。
でも、延期決定の日。出演できないというお知らせを聞いて
みんなからの声は
歩ちゃん、頑張ってね!任せてね!ってコンクールに送り出すエールだった。 誰も、無理って言わなかった。
むしろ、私、その代役やるよ!って声も。
中学生のまおちゃんと、このミュージカルの衣装を担当してくれた アルモンデ作家のみぃちゃん。
本当に、ありがたかった。
マダムたちとのバランスを考えて、代役はみぃちゃんになったのだけど、みぃーちゃん、役作りしなくても、いつものまんまで、適役だった。
(衣装担当みぃーちゃん・・・→どんどん資源を使うんじゃなくって、あるもので暮らしに活かした雑貨や服を生み出す作家さん。今回の衣装も驚きの、全てリユース!リメイク。いやアップサイクル♪ 「こんなイメージなんだけど・・」って伝えると、皆んなの着れなくなった服から全て生み出して、どれもこれも、お見事な作品ばかりだった。この鹿の衣装は一番最初に完成したもの。本当にこの方、すごいです。)
そんなわけで、話出せばきりがないくらいドラマがたくさんの
「境界線レストラン」
会場のみなさんの笑い声も、拍手も、いのししマダムの歌声に釘付けだったとか、猿たちが、もう、猿にしか見えなかった!とか、あとから聞こえてくる感想も、その分、本当に嬉しかった。
更に代役アンド助っ人は、四徳キャンプ場の管理人雄大と、中川村のアジアめし「アドゥマン」のボーナスキャラ、リーさん。
いつも、スーッと心地よく支えてくれる雄大。
しかも、楽しんじゃうところが素晴らしく尊敬。今回は、声だけ参加のはずだったのに、崖から突如と現る農民役と番犬。その声も、森中に響いた。
可愛い子供たちも急遽の出演参加!さすが、山族エンターテイナー。(Photo by Sharman)
リーさんの面白さは、出会した人にしかわからないのだけど
急遽のあちこちの出没依頼に、精霊たちもケラケラ笑ってたに違いない。
「アドゥマン」でも、希な出没率。出会した人はラッキーだに!
境界線レストランのぐるぐるエントランス(夏音とゆきちゃん作)を抜けて
かわいい門番さんにバイバイ。