森の伐採をしはじめてから、この歌ができた。
森作業の帰り道、なんとも言えない気持ちになって
ひとりで歌いながらじんわり泣いとったこともあった。
森に集まったみんなの歌声が響く頃には
この森は、もっともっと良くなっているはずだと信じてきた。
森プロも、中盤に差し掛かり、森でみんなと時間を過ごしていくなかで、残りの詩ができた。
太田裕士のコード進行を頼りに、残りのメロディーも仕上がった。
この歌を歌ってもらいたい人は、やっぱりこの人!
サブニュマのたけさ。
一緒に歌うと、これまたいい!
たけちゃんと一緒に歌うと、なんというか、元気になる。笑顔しか出てこない。わたしたちの中で、酵母さまという名がつくくらい。空気までもが元気になる人だ。
振り付けは、サブニュマのさやかちゃんと、瑞希と夏音。大事な曲に大好きな人たちによってダンスがつく。ゆっくりご飯を食べて、ゆっくり音楽を味わう。この時間は、いつも本当に贅沢だ。
また、ダンスについても、更なるドラマがあった。(もう、ドラマチックすぎて、鼻水が出てきちゃいそうだ!)
この森プロジェクトが動き出した頃
サブニュマの家にコウノトリがやってきて、さやかちゃんに新しい命が宿った。
さやかちゃんとのダンスの時間は、このあたりが最後。
みんなにダンスをバトンタッチして、さやかちゃんは新しい命とこどもたちと、みんなの舞台を見守ってもらうことになった。
こんな素晴らしい魂の伝授になった。
今回のプロジェクトの初めての学びは延期ともう一つ
流れに身を任せ、託していくということ。
どうなるか、待ってみるということ。だった。
目の前のことに焦ったり、いらいらしたりすることはあるし、流れに身を任せるっていったってもちろん、計画は立てる。
でも、どんなアクシデントも、捉え方ひとつでポジティブな方向へ動くというか、全て、良くなるためのキッカケにすぎないことということを実感した。
全ての流れは、みんなが幸せになるための方向へとどんどんと進んでいったと思う。それを望み、それを待ったからだ。
そしたら、そのうち、どんどん森が、喜んでいるように見えていた。