森の冒険ミュージカル&マルシェものがたり
あとのまつり


アイリッシュバンド クーリアのステージ演奏と共に、思い思いに、まつりスタート。
大人も子供もくるくるキラキラにっこにこで踊る。
ずっと見ていたい幸せな光景。
ふと、寝かされたヒノキの母さんを見てみると
わんさか子供たちが群がっていた。
遊んでいいよとも、遊んできなさいとも言ってないのに
一斉に、子供たちがヒノキの母さんの懐に潜り込んでいった。
母さんの太い枝によじ登り、ぶら下がり、飛び跳ね。
トトロのお腹の上の子供たちのよう。
すごい光景だった。
こどもたちは、遊びを用意しなくても、遊びをつくりだすことができる。
もちろん、大人も。
あんなにたくさんの人が寄ってくれるとは、思いがけないことだった。
Photo by Sharman Photo by Sharman
小さな赤ちゃんから、おじいちゃん、おばあちゃんまで。
3世代が集う。夢のような時間。
出演メンバーの父ちゃん、昔の仕事仲間同士でこんなところで再会してもらえるとか。
世代が変わっても、大事なところでつながる。
しがらみとは違う、「縁」を感じた。
しょっ中、森に通ってきてくれた近所の梅農家
木下さんによる獅子舞。
テナーサックス奏者・森田修史
と、ズンバダンス♪ みんな巻き込み巻き込まれ踊る踊る!
Photo by Kawamoto
そして、音響にまつわる全てを支えてくれた双葉と天麻のライブ。
彼の真っ直ぐな歌は、心に真っ直ぐ届く。
生き方が真っ直ぐだからだろうな。と彼を見ていていつも思う。
時間空いたし、いくよ!ものっすごい笑顔で飛んできて
チェーンソーから刈払い機まで、駐車場整備から会場づくりから、音響設置。
当日は、朝6時からの搬入から最後の出演まで、ずっと走ってくれた。
本当に頼もしい彼ら。
畑やって、家をつくって、音楽つくって、地域の仕事も担う。
10代最後の春を迎えた若者たち。こんな若者、なかなかいないって思う。
一緒にご飯を食べる時間がとても嬉しく。
これからやりたいことの話を聞くだけで未来が、楽しみで仕方ない。
一緒にステージを創れることが、本当に幸せだ。
思えば、森プロが始まる1年前の3月も、太鼓の音で始まった。
つながる音をつなげる人。
この人なしでは、祭りは始まらないし、終わらない。
まつりの最後は、サブニュマ!
大先輩の歌声や、踊り。
遠くから駆けつけてくれた仲間、みんなのエネルギーが
森に響きあう。
ありがとうが、いっぱい、響きあう。
今年、引退前に、
ステージの建前を引き受けてくれた、いのししマダムの父ちゃんにも
(前田クレーン)ありがとう。
ここには書ききれないほどの、みんなの力で生まれ変わったヒノキと赤松のステージ。そして、美しくなってきた森。
まだまだ、ここから始まる物語に希望を込めて。
どこにいても空はつながってる
僕と君も ちゃんと つながってる
同じこの地球で
みんな生きている
僕に生まれて 君と出逢えて
ほんとに良かった
日本でも最も美しい村 中川村
私たちを受け入れ、この場所を与えてくれた地域の人たちに大きな感謝を。
たくさんの想いにありがとうを。
どうぞ、いつでも、遊びに、散歩に、癒されにどうぞ。
森は、いつでも待ってます。
もうすぐ、森の横の谷が桜でうまるよ。
若葉に萌えるよ。
いい季節がやってきた。 2019.春