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種から無農薬、無化学肥料で育てるお米や小麦、お茶をみんなで育てたり
有機農家の仲間や、村の猟師さんなどから、無農薬野菜や天然の恵みをいただいて
手間暇かけておいしく料理します。

今日食べるもので、明日の自分が作られます。
美しい自然環境が身体とひとつになること。時折、ひとつひとつの食の物語を味わってみると
なんとも身体もココロも満たされて、とっても幸せな気持ちになるのです。。
ぜひ、ごいっしょに、奏の森のおいしいひと時を。



古代小麦

(スペルト小麦)

8000年前から、品種改良せずに種つぎされてきた古代小麦「スペルト小麦」。
厳しい環境でも育つ生命力のある小麦。
ドイツの修道女ヒルデガルドも「人間に必要なすべての栄養素を兼ねそろえている他、デトックス効果もある」と言い残したほどのスーパーフードです。

お茶碗1杯くらいだった種を年々増やし、皆さんにお届けできるようになりました。
焼き菓子にするのは、「ナツノオト」

https://www.instagram.com/natunootoo/

Organicで無添加の食材使用・砂糖不使用(使う時は甜菜糖)・甘味はアガベやメープル、蜂蜜。
ビーガンのものや、乳製品を使うときはよつ葉や、森の卵、餌から手づくりする親田高原のたまごやさんなどを。

全ての生き物にやさしいオーガニックな材料を使って1つ1つ丁寧に作っています
カラダとココロにエネルギーチャージされるようなパワーのあるおやつをお届けします

 


籾から無農薬米

パンツェロッティ(揚げピザ)
クレープ
ラグーごはんになったりもします。

日本みつばちの生はちみつ

私たちは、みつばちがいないとご飯が食べられない?!
作物の3分の2は、みつばちのような昆虫が受粉をしてくれて育っています。当たり前だったけど、実は忘れていたこと・・・。
そのみつばちが、日本各地、世界各地で絶滅に追いやられている?!と知ったのは2009年頃のことでした。
十数年の間に世界中でその原因となる農薬が禁止や規制されてきましたが、日本ではまだまだ使用されているようです。
私たちがオーガニックを諦めない理由はここにあります。
また、森が荒れて、蜜源が無くなってきたことも原因のひとつ。
奏の森では、みつばちの蜜源となる木々が育つように間伐してきました。
2023年春は3家族から、5家族増えて、あたらしい巣へお引越ししていきました。
みつばちが安心して暮らせる世界は、わたしたち人間も幸せなんだってことを、みつばちに教えてもらっています。
そして、みつばちといえば、『蜂蜜ーはちみつー』ですね。
みつばちの一生(約1か月)のうちの最後の1週間、命をかけて集める蜜はティースプーンたったの1杯。
上質な花だけを探して集めてくる日本みつばちの蜂蜜は、百花蜜といって、栄養価も抜群です。
酵素を殺さないように、熱をかけず、生のままをゆっくりゆっくりろ過した生はちみつ。
風邪の時、体調を崩したときなども助けてもらっています。

もりこっこたちの卵

伊那谷の平飼い鶏やさんのレジェンドたちのたまごを、伊那谷の自然食品店のレジェンドが羽化させた13羽の鶏たち。
大先輩のところからやってきた鶏たち。
先生は、長年、お世話になっている親田高原のたまご屋さんの絹田くん。

いのち と たべる

いろいろと教えてもらいながら、もりっこたちも一緒にお世話したり、見守ったりしています。
カルシウムが足りないと、卵の殻が出来ずにピシャーっとそのまま黄身が出たり
卵を食べてしまったり、食物繊維が足りなかったりすると、鶏同士の毛を食べてしまったり
食べるもの、環境で、鶏たちの性格や卵にすぐ影響されていきます。
食べたもので、身体ができる。そのことをいつも、鶏たちは教えてくれるのです。

自家仕込みの醤油・味噌

 


味噌は、大豆とお米から育て、近年は麹づくりにも挑戦しています。
自家仕込みした味噌と醤油のおいしさを知ってしまったあの日から、もう毎年の恒例行事で10年を越えました。
醤油って、小麦と大豆で出来てるってこと知ってましたか。
小麦って、実は、醤油としても毎日食べてるんだってこと、私たちは自分たちで仕込むようになるまでは気にもしなかったです。
ほぼ、毎日食べている味噌や醤油のことって、実はあんまり知らない人が多いかも。ぜひぜひ、このおいしさ、ごいっしょに。




遠山郷 きざわ茶

神々の棲む里 遠山郷木沢には
1000年以上ずっと継承されてきた芸能文化、
里山の厳しさと豊かさと、正面から向き合ってきた暮らしなど
私たちが忘れてはならない大切な時間が流れています。

先祖が残してくれた宝を残し、つながり続けるために
自然の力を称え、寄り添うような畑づくりを目指した自然栽培で、
丁寧に手で摘んでお茶を作っています。
そんなにたくさんできないので
ご縁の中でできるだけお届けさせてもらっています。

もしも、飲んでいただく機会がありましたら
希少の中に込められた、日本の素晴らしい文化を
美味しいひとときと共に、感じていただけたら幸いです。

日照時間が最も短くなる霜月。冬至。
それに合わせて、生命の力も細く静かになり、
また冬至を境いにまた、少しずつ長くなっていきます。
このいのちの節目に、遠山郷では、神も人も自然界のすべてが清らかに再生することを願う祭り霜月まつりがおこなわれます。

地域の人たちは、禊をしてから、その日、神様になります。

お茶の樹もじっと眠るようにその時が来るのを待っている時期です。


立春。人間界は本格的な冬の最中。
自然界では、春の準備が始まるころ。
そっと静かに冬を耐えた樹々は、先端に残してあった少しの水を
根っこに送り、呼び水して大地から水を吸い上げ、少しずつ新しい芽を育て始めます。

 
その立春から
「夏も近づく八十八夜」ころ
霜も降りなくなって、種まきしても心配がなくなる時期に、南の方からお茶摘みも始まります。

遠山郷は、5月中旬頃から新芽の様子をみながら茶摘みの日を決めます。
家族総出、親戚、ご近所総出で「結」で茶摘みをします。
おたがいさま。
持ちつ持たれつという関係で成り立つ山間の人と人のあたたかな繋がりです。


お茶づくりは、このあと剪定から、草取りなど
お茶の樹からこの新芽をいただくために、少しだけ手をいれさせてもらいます。
夏の暑い時期の草取りは、なかなかのトレーニングですが、無農薬、除草剤は使わず、美しい川を残すためにも、ここは頑張り時です。


ゆっくり美味しくお茶を淹れる。
その時間の豊かさもぜひ感じていただきながら、ほっとしたひと時をお過ごしいただけたら幸いです。

そして、ぜひ、遠山郷にも遊びにいらしてください。

きっと皆さんの心に、じんわりと優しい時間が沁みていくはずです。